2008.08.27

帰宅は月曜の午前6時半でした

 DAICON7へ行ってきたのでアフターレポートでも書こうと思ったのだけど、帰りに食らった「小田原~熱海間の豪雨で新幹線5時間遅れ」攻撃の前に体力を使い果たし、機を逸してしまった感じ。

 読みかけだった『文豪怪談傑作選 小川未明集 幽霊船』は行きの道中で読んでしまい、一緒に持って行ったフレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』も米原、岐阜羽島で運行停止している間に読了。
 運行再開の目途が立たない間、あまりに暇なため岐阜羽島のキオスクで光文社知恵の森文庫『異界談義』を購入。
 読み始めてから気がついたけど、これってその昔、国立歴史民族博物館まで見に行った企画展「異界万華鏡─あの世・妖怪・占い─」関連の記事や対談、講演内容をまとめた本の文庫化だった。
 あの企画展やったの2001年か……もう七年もたってるんだなあ。

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2008.01.03

今年もよろしく Ver.2008

 元日はむやみに混んでいたり、二日は納めるつもりの昨年のお守りを忘れて行ったりして、近所の神社に三箇日の間毎日行く羽目になった。
 それ以外はのんびり寝正月。
 ゲームして本読んでTV見て寝る……怠惰だなあ。

 そんな間抜けな年明けですが、本年もよろしくお願いします。

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2007.12.31

来年もよろしく Ver.2007

 今年読んだ本の感想もまとめられないまま年末を向かえてしまった。
 今年読んだ本は94冊。
 G.R.R.マーティン『タフの方舟』に始まり、山本弘『MM9』で終り。
 小説以外の本では、竹原春泉『桃山人夜話~絵本百物語』から長野仁・東昇・編『戦国時代のハラノムシ』まで。

 12月20日の記事を書くきっかけになった京極夏彦『魍魎の匣』を始め、今年は長年積読だった本や、いつか読んでおこうと思っていた本を結構消化できた。

 来年も過去の宿題を消化しつつ、新しいものに手を出して行ければいいなあ。
 では、来年もよろしく。


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2007.12.20

先日、帰りの電車の中で考えたこと

 結局のところ、俺は逃避のために本を読んでいるのだ。

「逃避」などと言うと軟弱な話に聞こえるが、これは決して現実から逃げ出してしまって帰ってこないという意味では無い。
 日常生活で背負い込んでいる立場や責任を離れ、その重みを降ろして力を抜く時間をとること、そうして再び翌日から(あるいは数十分~数時間後から)全力で日常の生活に取り組むための気力を取り戻すことを言っているのだ。

 自覚の有無に関らず、こうした「逃避」の方法は、誰でも必ずあるに違いない。
 それは読書とは限らない。あるいはスポーツ観戦(人によってはプレイする側の場合も)かもしれないし、映画やテレビかもしれない。
 音楽を聞くこと、友達と話をすること、たまに贅沢して美味しいものを食べること、酒を飲むことや風呂に入ること。
 人によっては家族の笑顔を見ることだったり、単に空想にふけることだったりするかもしれない。
 だがいずれにせよ、誰もがしばしの間、日ごろの憂さを忘れるための逃避手段を持っているはずだ。

 こうした逃避手段を本当に持っていない人間は、よほど気楽でふぬけた生活を送っているのだろう。
 でなければ、とっくに日々のストレスに押しつぶされてしまっている。

 自分の場合、そうした手段の重要な一つが読書なのだ。

 だから自分は本を読む時に、実生活で酷使している以外の部分で負荷がかかっても、あまり気にならない。
 少しばかり小難しい学術書を読んでも、そこで酷使される「心の部分」は、日常生活で酷使される「部分」とは別の場所になる。
 ちょうどデスクワークで目や肩を酷使したあと、景色のいいところを散策して歩くのと同じだ。多少、足が疲れても、今までこっていた部分はだいぶほぐれてくれる。
 そうなれば再び机に向かおうという気分にもなれるというものだ。

 だがこの時、実生活で感じるのと同じ種類の負荷を感じてしまうと、途端に本を読み進めるのがつらくなる。
 本の内容が必ずしも実生活に似ていなくとも、そこで感じる「負荷」を同じ部分で感じた途端、どんなに面白い本であっても読むペースががくっと落ちてしまうのだ。

 ……いや、以前から「駄作でもないしつまらなくもないんだけど、どうしても途中で挫折しがちになる本があるのは何でだろう」と考えていて、ようやく理由が思いついたのがこれ。
 少々読みづらいのはご容赦を。

 ちなみに、普通は「息抜き」とか「気分転換」とか言われるようなことをあえて「逃避」と表現したのは、J.R.R.トールキンの『妖精物語の国へ』をふまえてのこと。
 最初に読んだ時はファンタジーを「逃避文学」呼ばわりされたことへの反論なだけかと思っていたんだけど、今になって見るとたしかに「逃避」って表現には適切なひびきもあるような気がしてきた。

 トールキンが立ち向かわなきゃならなかった現実ってのは「第一次世界大戦の最前線」という、およそ想像を絶する過酷な代物だったわけで、仕切りなおす時間の必要性は本当に切実だったんだろうな。

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2007.06.28

本日の衝動買い

 知切光歳『天狗孝 上巻』(下巻は未刊、とのこと)を読んで平安末~源平争乱期の天狗の活躍に思いをはせた勢いで、『保元物語』『平治物語』の一気読みをはじめた。
(じつはそれほど古文が得意なわけでもないので、たまにわからない語句が出てくると読み飛ばしてたりするのだが……(^^;)。)

 いい感じに内容を忘れてたせいもあって面白く読んでいるのだけれど、天皇家や源平の武士たちはともかく、出てくる公家がほぼ全て藤原氏なのでいまいち登場人物の関係がつかみにくい……と思っていた所に、仕事場近くの古本屋で講談社学術文庫の日置正一『日本系譜総覧』を発見。
 昼休みから定時までは我慢してみたのだが、「『迷ったら買いだ』モード」が発動してしまって結局購入。

 肝心の藤原氏については系図にしても複雑で追っかけてくのが大変なのだが(笑)、巻末の「国史重要事項一覧」がなかなか面白くて、十分元はとった気分。

 平治の乱の時、二条天皇と一つ牛車に乗って脱出した中宮は、二条帝の祖父・鳥羽院の娘で、二条帝には叔母にあたる人でもあった、なんてのは、なかなかトリビアルで面白い。

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2007.04.14

更新が滞ってますが

 すでに4月も半ばですが。
 1~3月に読んだ本の感想やら何やらまとめようと思ってはいるのだけど……暇ではあるしきつくもないんだけど、微妙に先が見えずにストレスたまっているせいか、思うように文章をまとめられずにいる。

 3月までの話でここにも記録しておきたい事と言えば、神保町の某古書店にて、国書刊行会『ウィアード・テイルズ』1~5巻揃いを見つけてしまって、5桁の値段にもひるまず(いや、本当は一日迷ったんだけど)購入したことか。

 縁とかが多少いたんでるのは20年前の本なので仕方ないとして、表紙に開いた時の折り目すらついてないってのは、お店の人が「きっと流通在庫から出たのでは」と言うのもむべなるかな。

 まだ、所々拾い読みしただけだけど、いろいろと楽しめそうな作品が詰まっている。
 これで邦訳があるのを把握してるC.A.スミスの小説は、全部読めた(訳違い含まず)。

 青心社の『クトゥルー』が13巻で完結しちゃった今、C.A.S.の新しい邦訳作品が出る可能性はかなり低い。
 どこか酔狂な話の分かる出版社が「ヒューペルボリア」「ゾシーク」「エイヘア(火星)」「ポセイドニス」各シリーズの作品集とか、出版してくれないかなあ。

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2007.03.06

「拙速」を尊んじゃった実例

 ココログには標準でアクセス解析がついているのだが、狂仙洞筆記でアクセス数がダントツに多いのが、2006年1月28日の記事『「拙速」は尊んじゃいけない』だ。
 繰り返しになるが、しばしば孫子の言葉として引用される「兵は拙速を尊ぶ」というフレーズは『孫子』には存在しない。
 『孫子』の「兵は拙速なるを聞くも、未だ巧久なるを賭(み)ざる成り」という一文を間違えて引用した結果、趣旨が原文とまるっきり違ってしまったものなのだ。
(この辺、詳しくは元記事を参照。)

 ただこの間違い、最近になって使われ始めたものではないらしい。
 前の記事を書いた時は気づかなかったのだが、そもそもは『続日本紀』延暦八年(西暦789年)五月の記事で、当時、東北地方へ出陣中の征東将軍・紀古佐美(きのこさみ)が衣川に陣をしいてから一ヶ月以上動いていないことに腹を立てた桓武天皇が送りつけた叱責文が初出らしい。
 ……実に1200年モノの間違いなのだ。

 これだけ歴史ある間違いだと「すでに間違いとは言えないんじゃないか」と考える人もいるかもしれないが、ちょっと待ってほしい。

 桓武天皇に「拙速を尊」べ、と言われた遠征軍は、先遣隊四千の兵を動かして蝦夷軍の指導者・阿弖流爲(アテルイ)の所在地を攻撃させたものの、自軍の半数以下の蝦夷勢に包囲攻撃を受けて敗走、逃げる途中に川で溺死した兵だけで千人以上という、惨敗を喫する羽目になってしまった。
 結局、この遠征は失敗し、大伴弟麻呂、坂上田村麻呂らによる再度の遠征を行えたのは5年も後のこととなる。

……やっぱり、「拙速」は尊ばない方が良いんじゃなかろうか。


追記:
 ちなみに自分が『続日本紀』の記述を見つけたのは、Google検索中に、「「拙速を尊ぶ」は『続日本紀』が出典」と明記していたページを見つけたおかげである。
 「またぐぐれば見つかる」と思ってURLを記録しておかなかったせいで、その時見つけたページを見失ってしまった。
 肝心のページにリンクできないことをお詫びします。

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2007.02.10

「古代ユーラシアの青銅器」を見に行く

 前日、寝る前に、発作的に中近東文化センター「古代ユーラシアの青銅器」展を見に行こうと思いつく。
 実は先週行こうと思いつつ気力が無くて断念していたのだが、今週はなんとなく行けそうな感じだったので再挑戦することに。
 10時半頃に家を出れば土日にやっている13時からの展示解説に充分間に合うため、朝9時に目覚ましをセットして寝る。

 当日、予定通り9時半に(こら)起床。
 いや、目覚まし鳴った時点で目は覚めていたんだけど、休みの朝は30分くらいぐずぐずしてるのは折り込み済みなので(^^;)。
 予定通り10時半頃に出発。一度、新宿へ出て中央線で三鷹へ向かう。
 乗り継ぎか良かったせいか、11時45分頃には三鷹駅に到着。
 出がけにも朝食(カロリーメイトだが(爆))を済ませてきたけど、展示を見始めると長丁場になるので駅前のケンタッキーで軽く早めの昼食をすませる。

 中近東文化センターには三鷹駅からバスで15分。
 三鷹駅からのルートを選んだのは、ここが一番バスの本数が多い(約10分おきに出る)ため。バスにはすぐ乗れたけど、初めて乗るバス路線は電車より不安が大きい。電車と違って、ボタン押さないと停まってくれないせいだろうか。
 それでも特に問題も無く、目的の西野バス停に到着。
 ホームページから印刷して持ってった地図が今ひとつわかりにくいため、バス停近くの地図判で確認。
 この時、始めてこの場所が深大寺の近くだと気がつく。
 ……土地勘無いなあ。

 ルーテル学院大学、国際基督教大学と並んだ間にある中近東文化センターはかなり閑静で、入口入るまで開いているか不安になったくらいだった(笑)。
 12時半にはついてしまったので、解説の始まる13時まで常設展を見て過ごす。
 エジプトの人型木棺に描かれた有翼神の密集する図に、馬王堆漢墓から見つかった帛画などを連想していると、展示解説が始まるとの館内放送が。
 気がつけば見学者も10人ほどに増えており、予定通り学芸員の方の解説が始まる。

 青銅器時代の意味や青銅器の特徴(特に、錫の含有量が増えるごとに色が赤→金→銀、と変化して、同時に硬く、かつもろくなっていくという説明は参考になった)という前振りから入って、中国~中国北部~イラン~インド~メソポタミア~レヴァント~アナトリアと、ユーラシアをおおむね東から西へ向かって移動する形で実物を見ながら解説を聞く。
 センターの性格上、中国物は守備範囲外(出店された青銅器も、ほとんど出光美術館の所蔵品)でそれほど詳しくないとのことだったが、解説の方はポイントを押さえてわかりやすく、この解説だけで入館料(800円)の元は充分とれた感じだ。

 小一時間の解説を聞いた後、改めて展示を見てまわる。
 解説聞きながらだと、どうしてもじっくり見られないものも出てくるからね。

 その後、同時に展示されていた出光美術館名品選(中近東とは関係ないけれど、これはこれで楽しめた)を見て、館内のカフェで一休み。
 ケーキセットで700円は、こういう場所のカフェとしては良心的かもしれない。
 カフェから見える裏庭のながめが、狭い割にいい感じで気に入った。
 白梅が満開の一歩手前くらいだったなあ。

 体力を回復後、常設展の残りを見てまわる。
 貴重品を並べて「さあどうだ」という感じでは無く、それほど広くないスペースにレプリカや模型、ツボを押さえた実物を配して「知りたくさせる」展示は、見やすくて上手く興味を引いてくれていた。

 たっぷり堪能した後、青銅器展と過去の展示の図録2冊を購入して帰路へ。
 帰りのバス停が行きに降りた場所から少し離れて角を曲がったところにあったため、またちょっと不安になる(^^;)。
 とはいえ実際には何の問題も無く三鷹駅へ帰り着き、そのまま来た道を戻って帰宅。

 展示品や解説についてはまとめてると書き終わらないので、今回は行ってきた日記だけ書いてみた。
 あと一週間しか会期が無いけれど、もし行けるなら見ておいて損の無い展示だと思います。
 スルーしかけてた所を薦めてくれた先達に感謝。

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2007.01.04

今年もよろしく Ver.2007

 元旦は珍しく9時前に目が覚めたので、気合を入れて徒歩圏にある二ヶ所の神社に初詣。
 一ヶ所目ではお神酒(樽から移った杉の香がいい感じだった)、二ヶ所目では甘酒を振舞われていい気分(笑)。
 二日、三日は例年通りのんびり怠惰に過ごしていた。
 本は、今まで拾い読みしかしていなかった『中国の歴史03 ファーストエンペラーの遺産』鶴間和幸を読み始めた。
 あいかわらずのんびりマイペースで行くと思いますが、今年もどうぞよろしく。

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2006.12.31

来年もよろしく Ver.2006

 今年は「冊数を押さえて読み応えのある本にも手を出そう」というもくろみもあって、読んだ本は89冊。
 もくろみ通りに行ったかはともかく、丁度いい感じのペースだったように思う。

 澁澤龍彦『うつろ舟』の再読に始まり、古本のエドモンド・ハミルトン『脅威!不死密売団』で終った一年だった。

 吸い込まれて行くような心地よさの『うつろ舟』、いかにも古臭い設定の古典的スペースオペラなのに、なんでこんなに面白いんだろうキャプテン・フューチャー

 うーん、新刊も古めの作品の新訳や、歴史物ばっかり読んでたような気がするな。
 そんな中、新しめの作品を薦めてくれた友人たちに感謝。
(ここには感想書けなかったけど、薦めてもらったのはどれも面白かったです。)

 年が明けてもマイペースなのは、崩したくても崩せそうにないので(笑)あいかわらずで行くと思います。
 では、来年もよろしく。

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