« キャラが立っているのがいい | トップページ | 帰宅は月曜の午前6時半でした »

2008.08.09

働き者の戦歴

 谷口克広『戦史ドキュメント 秀吉戦記』を読んで、感想書くのを忘れていた。
 ……実はこの本、『へうげもの』で描かれなかった中川清秀戦死の経緯をちゃんと読みたくて、古本屋で衝動買いしたのだったり(^^;)。

 秀吉が小物から天下人になるまでの戦歴を解説した本だが、史料の関係で中心になるのは、信長の上洛戦~山崎の戦いで明智光秀を破るまで。
 その前後も一応触れられているが、特に天下人となってからは概略しか触れられていないので注意。

 気になるのは偽書の可能性が高い(というより江戸時代初期の成立じゃなさそうなのは確実な)『武功夜話』をしばしば引用している点。
 ただ『武功夜話』の内容に問題があるのは著者も十分承知していて、他の資料と一致したり、一次史料と整合性のとれる部分だけ引用しているので、まるっきり的はずれって事はなさそう。

 立場としては信長直臣ながら他の武将の配下につく「与力」制度や、琵琶湖を囲んで浅井・朝倉に対抗していた時期の信長家臣団の配置など、興味深い話が多く、楽しめた。
 一般には評価の低い、本能寺後の滝川一益について、北伊勢で秀吉軍相手に抵抗した戦いぶりからかなりの高評価を与えているのもちょっと面白かった。

|

« キャラが立っているのがいい | トップページ | 帰宅は月曜の午前6時半でした »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18659/42118637

この記事へのトラックバック一覧です: 働き者の戦歴:

« キャラが立っているのがいい | トップページ | 帰宅は月曜の午前6時半でした »