« 砂漠の咆吼 | トップページ | 紀元前4世紀の環境破壊 »

2006.04.25

古書市の発掘品

 仕事先から帰ろうと東池袋駅に向かった所、サンシャインシティで恒例の古書市が開催中なのを知り、急遽、駅から引き返す。
 見て回っているうちに、棚の下に平積みされた大判本の中に『漢魏叢書』と題された本を見つけた。

 中を見ると元は木版であろう原書の影印(原書をそのまま写真製版したもの)が二段組で、ぎっしり1000ページも詰まっている。
 読むのに不都合は無いけどかなり古びているうえ(所々に赤ボールペンの傍線もあった)、どうもセットのうちの一冊目のみのようで(あとで確認したら、巻頭に収録された索引のちょうど半分くらいの内容だった)、そのせいか値段も1000円と手頃。
 肝心の(?)『神異経』やら『述異記』やらといった楽しい所(笑)が収録範囲外なのは痛いが、『白虎通』だの『逸周書』だのといった、名のみ聞いていた書物が収録されているだけで、とりあえずは良しとしよう。

 ただこの本、続刊が手に入らなかった以外にも一つ問題がある。
 しっかりしたハードカバーに辞書風のビニールカバーつきと、分厚さを考えなくてもかなり立派な作りの本なのだが、なぜか収録原本の解説はおろか出版社名すらどこにも記述されていないのだ。
 もちろん奥付もないので、いつごろ出版された本なのかも全く不明。
 もしかしたら、どこぞの大学あたりで学内用に印刷したものが廃棄処分扱いで流出したんだろうか。

 ……え、句読点すら打たれてない漢文の本なんか、読みとおすことができるのかって?
 ほら、唐澤俊一先生も言ってるじゃないですか。
 「そんなささいな問題は考えたこともない」って(爆)。

|

« 砂漠の咆吼 | トップページ | 紀元前4世紀の環境破壊 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18659/9766615

この記事へのトラックバック一覧です: 古書市の発掘品:

« 砂漠の咆吼 | トップページ | 紀元前4世紀の環境破壊 »