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2005.05.01

ついに完結。

 最初「正気か?」と思ってから1年弱。
 未完に終わった伝説の原作を劇画化した石川賢『神州纐纈城』が、この2月、ついに完結した。

 甲斐の武田信玄に使える「鳥刺し」高坂甚太郎は、他国の忍びを追跡中、霧の中に浮かぶ城と魔の軍勢を目にする。
 一方、武田家の若き重臣・土屋庄三郎は、奇怪な布売りから人の血で染めた深紅の布・纐纈布を渡され、妻と弟の密通を疑って乱心した父・庄八郎が、彼を纐纈城へ招いていると告げられる。
 連夜の悪夢にうなされた庄三郎はついに出奔し、高坂甚太郎たちが追っ手に差し向けられた。
 庄三郎、甚太郎、さらには自分の病を癒した五臓丸の出所を追う剣聖・塚原卜伝、彼らは纐纈城の噂に引き寄せられ、富士の麓に集まってくる。
 そして本栖湖には、あり得べからざる魔界の城が……。
 というのが、1巻の前半までのあらすじなのだからものすごい。

 三巻の最後で、未完に終わった原作のラストに当たるシーンを使っていて、さらに独自の「引き」のシーンで終えていたのだが、それをふまえて見事、魔界と化した纐纈城の秘密にけりをつけて見せたのは、さすが石川賢。
 …………って、これだけきっちり本筋を完結させておいて、あえてこのラストシーンを持ってくるか。
 何というか、石川賢(ダイナミックプロ?)ののようなものを感じてしまった(^^;)。

 最終巻が出てから2ヶ月以上もたってしまって少々時機を逸した感じだが、これはやっぱり紹介しておきたくて記事にしてみた。

『神州纐纈城<一>血ぞめの布の謎』
『神州纐纈城<二>魔の巣窟──纐纈城』
『神州纐纈城<三>織田信長対吸血軍の戦い』
『神州纐纈城<四>想念の魔城──纐纈城の最後』

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