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2005.05.13

いろいろと届く。

 注文していたC.A.スミス『魔術師の帝国』が、なんだかなつかしい小包用紙に包まれて届いた。
 わくわくしながら包みをあけてみると、箱はちょっと傷んでいるものの、本体には特に問題なし。
 15年前の本ということを考えれば、このぐらいは許容範囲だろう。
 箱の絵はギュスターヴ・ドレの『神曲』銅版画だな。本の表紙には黒字に銀で、キメラ風悪魔?の絵が摺られている。
 うーむ、ゾシークやハイパーボリアの地図が載ってるよ。作図は日本人だけど、元になった地図があるのかな。
 いずれにせよ、これはあせらずじっくり読むことにしよう。
 代金、忘れずに早いとこ入金してしまいたいが、明日から週末だからなあ。

 ついでといっては何だがSF大会のプログレスも届いた。
 星雲賞候補作……読んでるのがあいかわらず少ない。
 6月10日の締め切りまでに、少しでも読めるだろうか。

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2005.05.11

クラーカシュトン、再び。

 長年入手困難だった国書刊行会「アーカムハウス叢書」のいくつかが、どこかの在庫でも放出されたらしく、連休前あたりから出回っていた。
 おかげで以前図書館から借りたC.A.スミス『呪われし地(ロキ)』を、なんと新刊書店で購入できた。
 再読のせいか、最初に読んだときに読みづらいと思った作品も、それほど気にせず読み通せた。
 その勢いで創元推理文庫『イルーニュの巨人』まで再読。

 クトゥルー神話との絡みで「怪奇作家」(ホラー作家と言うより、こっちの方がしっくりする気がする)の印象の強いC.A.スミスだが、「剣と魔法」のファンタジー作家としてももっと評価されるべきなのではないだろうか。

 そんなことを思いながらネット古書店を検索してたら、再版ながら創土社『魔術師の帝国』が出ているのを発見。
 反射的に注文してから、その古書店の所在地が青森県なのに気がついた。
 ああ、ネットのおかげだなあ……と年寄り臭く思って見たりする。

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2005.05.01

ついに完結。

 最初「正気か?」と思ってから1年弱。
 未完に終わった伝説の原作を劇画化した石川賢『神州纐纈城』が、この2月、ついに完結した。

 甲斐の武田信玄に使える「鳥刺し」高坂甚太郎は、他国の忍びを追跡中、霧の中に浮かぶ城と魔の軍勢を目にする。
 一方、武田家の若き重臣・土屋庄三郎は、奇怪な布売りから人の血で染めた深紅の布・纐纈布を渡され、妻と弟の密通を疑って乱心した父・庄八郎が、彼を纐纈城へ招いていると告げられる。
 連夜の悪夢にうなされた庄三郎はついに出奔し、高坂甚太郎たちが追っ手に差し向けられた。
 庄三郎、甚太郎、さらには自分の病を癒した五臓丸の出所を追う剣聖・塚原卜伝、彼らは纐纈城の噂に引き寄せられ、富士の麓に集まってくる。
 そして本栖湖には、あり得べからざる魔界の城が……。
 というのが、1巻の前半までのあらすじなのだからものすごい。

 三巻の最後で、未完に終わった原作のラストに当たるシーンを使っていて、さらに独自の「引き」のシーンで終えていたのだが、それをふまえて見事、魔界と化した纐纈城の秘密にけりをつけて見せたのは、さすが石川賢。
 …………って、これだけきっちり本筋を完結させておいて、あえてこのラストシーンを持ってくるか。
 何というか、石川賢(ダイナミックプロ?)ののようなものを感じてしまった(^^;)。

 最終巻が出てから2ヶ月以上もたってしまって少々時機を逸した感じだが、これはやっぱり紹介しておきたくて記事にしてみた。

『神州纐纈城<一>血ぞめの布の謎』
『神州纐纈城<二>魔の巣窟──纐纈城』
『神州纐纈城<三>織田信長対吸血軍の戦い』
『神州纐纈城<四>想念の魔城──纐纈城の最後』

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