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2005.02.18

水底に残る龍の足跡

 これは2月頭には読み終わっていた本なのだが、感想を書いていなかったので。

 小学生のころ、学校の図書室にマンガ絵の挿絵をつけた推理名作シリーズというのが収められていたのだが、その中の一冊に「ドラゴン館の怪事件」(←記憶あいまい)というタイトルの作品があった。
 古い館で殺人事件が起きるが、まるで伝説のドラゴンが犯人であるかのような痕跡が……という、怪獣好きの小学生にはたまらない作品だった(笑)。
 もちろん推理小説なので、ちゃんと合理的なオチが付くのだが。

 その後、一度大人向けの訳で読んでみたいと思っていたのだが、最近になってようやく著者名と創元推理文庫に収録されていることが判明。
 再版されてからも結構年数が経っているのでてっきり入手困難かと思っていたら、書泉ブックタワーで普通に売っていた。
 ……ということで、ヴァン・ダイン『ドラゴン殺人事件』を読了。

 奇妙な失踪事件がいろんな要素の絡み合いにより、伝説のドラゴンの仕業を思わせる殺人事件になっていくのが面白い。
 主要登場人物の一人として出てくる、インディアンの血をひく青年・リーランドのキャラクターがなかなかいい感じ。
 細部も最後もすっかり忘れていたが、おかげでかなり楽しめた。
 古き良き探偵小説の香気たっぷりな作品でした。

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2005.02.17

働くディー判事

 先日、渋谷の書店による機会があって、そこでポケミスのディー判事の新刊が去年のうちに二冊も出ているのを発見、ちょっとへこむ。
 全然気づかなかったよ。

『紅楼の悪夢』『観月の宴』の前日譚(時系列的には『真珠の首飾り』より前になるらしい)。
 都からの帰りに隣県・金華の行楽地に泊まろうとしたディー判事は、金華の知事である羅知事から、まんまと事件の調査を押しつけられてしまい……という話。
 堅物のディー判事が遊郭のひしめく楽園島の風俗にいちいちむっとしながら(笑)事件を探っていくのが見物かな。

 もう一冊の『五色の雲』は、邦訳では初の短編集。
 平来(ポンライ)、漢源(ハンユァン)、蒲陽(プーヤン)、蘭坊(ランファン)と、長編の舞台にもなったディー判事の各任地での八編を収録している。
 自分の好みとしては、「やれやれ」ってな話なのに暖かい読後感が心地よい最終話「小宝」が良かったかな。
 「鶯鶯の恋人」には謎解きと平行してディー判事が第三夫人を娶ることになった次第が語られている……というか、第三夫人って『中国黄金殺人事件』の登場人物だったのね。
 どんな人だったか確認するために、昔、古本屋で手に入れた『中国黄金殺人事件』を再読しちゃったよ。

 こうしてポケミスの収録作品が増えてくると、『中国黄金殺人事件』をはじめとする、初期作品がことごとく入手困難なのは非常に残念。
 謎解きについては初期作品の方が推理小説らしくできていると思うので、ぜひとも再刊か新訳を期待したい。
 ……電子書籍で手にはいるらしいけど、文庫か新書でないと通勤電車で読めないからなあ。

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2005.02.16

四大元素、ツボを直撃

どうやら、ちょっと古い曲らしいのだが。
要RealPlayer

やべえ、めちゃくちゃかっこいい。
Daler Mehndi というおっさんらしい。
CDは入手困難らしいけど、欲しいなあ。

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2005.02.12

当然、買いました。

 年初の予定では小ネタも含めてもう少ししょっちゅう更新するつもりだったのだが、気がつくと二週間近く放ってあるな。

 で。先々週、当然の如く『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンド・エディション』がアマゾンから届いた。
 先週、今週と続けて週末に中途半端な時間に用事が入る日が多かったもので、結果として、

 SEEを見る→用事を済ます→SEEを見る
   とか、
 ゲームするor本を読む→用事を済ます→SEEを見る

 というはなはだアレな週末を過ごすことになった。

 とりあえず本編は英語音声&日本語字幕、監督・脚本とキャストのコメンタリー、と計3回ほど見て、特典ディスクも2枚とも8割方見た。
 追加シーンも面白かったが、劇場版にあったシーンも、

・翼ある獣の首が斬られるシーン、一撃目で三分の一ほど斬られ、二撃目で頸椎を斬られて、残りは獣自体がひっくり返る勢いで引きちぎれているのを確認。
・指揮官オーク、片眼のない顔だけではなく、左半身全体が不自由。

 など、あらためて確認したシーンがいろいろあった。
 このブログ的にもっとも収穫だったのは、やっぱりあの片眼がゴスモグだったということだろう(笑)。

 こちらも前二作で目が肥えてしまったせいかいろいろ文句をつけたいところもあるが、あらためて一年前と同じ言葉を贈らせてもらおう。

「言いたいことはいくらでもあるけど、まずはPJ、よくやった。」

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2005.02.03

南無阿弥陀仏 vs 巨旦将来

 朝松健の三部作、『元禄霊異伝』『元禄百足盗』『妖臣蔵』を通読。

 最初に完結編の『妖臣蔵』を買って、次に二作目の『元禄百足盗』を手に入れ、その後なかなか一作目が手に入らずに、途中からでも読み始めようかと思うこともあったのだが、1月にサンシャインでやっていた古書市でようやく『元禄霊異伝』を入手できた。

 結論。
 一作目から通して読んで、本当に良かった。

 途中から読み始めても十分面白いように書かれていると思うが、それでも最初から読んでいくと、最後の『妖臣蔵』のクライマックスでの思い入れが格段に違う。

 ネタバレを避けようとするとろくに書けることがないのだが。
 ……団十郎うつしの所作、かっこよすぎるぜ(涙)。

 小説を読んでて目頭が本気で熱くなったのは久しぶりだった。
 まさか朝松健に泣かされるとは思わなかったなあ。

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2005.02.02

乾燥注意

 今、仕事場で座っている席は、ちょうど空調の吹き出し口の真下にある。
 おかげで過剰に暖まるやら乾燥するやらで、飲み物をやたらと飲みまくったり、しょっちゅうトイレの手洗い場でかさつく手や顔をしめらせたりしているのだが……。
 センサー式の蛇口の前に手を出して、出てきた水が手にかかった瞬間、
  バチッ。
 痛てて、何?!
 ……乾燥したおかげでたまってた静電気が、どうやら水道水にバチッといったらしい。 
 確かに、水も電気通すものなあ。
 人の身体やドアの取っ手は良くあるけど、水道水は不意をつかれたぜ。

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