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2005.01.09

「目が縦」なオオカミ

 新年早々弔いの詞で申し訳ないが、『楚辞』招魂に、

   豺狼従目にして、往来侁侁たり
  (さいろうじゅうもくにして、おうらいしんしんたり)

 という一節がある。
 この部分の翻訳だが、目加田 誠訳(中国古典文学大系版)では
「縦に目のある豺狼どもが おおぜい行ったりきたりして」
 星川清孝訳(新書漢文大系版)だと
「山犬や狼は目がつり上がっていて、往ったり来たりしてさわいでいる」
 となっている。

 ただ、どちらも三星堆の縦目仮面がが発見される前の訳なので、あのインパクトのある「縦目」は当然考慮されていない。

 あの仮面を見ちゃうと、「豺狼従目にして」ってのは
「山犬や狼が大きく目をむいて
 くらいの意味になるんだろうな。

 ……余談だが、あの縦目仮面を見て最初に思ったのが
  「まるっきりトニーたけざきの世界」
 だったことも、ここに記しておこう。

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