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2004.11.09

存在目的は死と破壊のみ

 出版から一年半ほど経ってしまったが、ジェイムズ・バイロン・ハギンズ『凶獣リヴァイアサン(上)(下)』を読了。
 実は出た直後に買って上巻の半ばくらいでずっと止まっていたのだが、頭から再読をはじめた後は一気に読み終えた。

 北極圏の絶海の孤島にある秘密研究施設、新技術による遺伝子操作で生み出された生物兵器の暴走、閉鎖空間で次々と餌食になっていく人間達……と、日本だとビデオ公開になるようなハリウッド製B級怪獣ホラーにありそうな設定がまず嬉しい(笑)。
 だが、この作品が並のアメリカ産怪獣モノと一線を画しているのは、体長10.5m、体高4.8mのリヴァイアサンが対戦車ロケットの直撃ですら死なないという、すさまじい耐久力(と回復力)の持ち主であるおかげだ。
 やはり「怪獣」たるもの、単なる巨大生物と違って砲撃・銃撃をものともせずに暴れ回らなければいけないのだ。

 原書はキリスト教系の出版社から出たとかで宗教的な善悪論も目立つが、読んでいて引っかかるほどでもない。
 カトリックの司祭でもある身長2.4mの巨漢・トールのキャラクターもいい。

 惜しむらくは、(人間の)悪役達があまりにも「事態を理解していないバカ」として描かれているのが残念。
 この辺が序盤で引っかかってなかなか再開できなかった原因かもしれない。

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