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2004.02.16

伝説の淵源

昔から歴史物は好きなほうである。
神話・伝説の類も、同じくらい好きなほうだ。
こういう人間にとっては、たとえ未完成の遺稿に注釈を付けて編集しただけのものであっても、下手な完成品より楽しめることがある。
『終わらざりし物語(上)』は、その典型とも言えるだろう。
帯には一見さんにも読めそうなことが書かれているが、序文にもあるとおり『指輪物語』『シルマリルの物語』を事前に読破していることが必須、という本なので注意。
取りあえず上巻を読み終わった所で気がついたことを少々。

モルゴスにかけられた呪いにより凶運の持ち主となったトゥーリン・トゥランバール。
行く所禍が生じ、善意の言葉からも禍事が生じ、誤って友人を手にかけてしまう、黒き剣の英雄……。
『シルマリルの物語』を読んだときは気づかなかったが、このモチーフってムアコックの『エターナルチャンピオン』シリーズの主人公達と同じものがベースにあるのでは無いだろうか。
トールキンにしてもムアコックにしても、北欧神話には詳しいはずだから、同一モチーフからそれぞれのキャラクターを生み出したのかも知れない。

……と、思いついたが面倒くさがってそれ以上調べていないのであった。
さて、ゆっくりと下巻に取りかかるとするか。

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